元はヘルゲン周辺を根城としていた山賊団の一人。集団で行商人を襲撃したがそれは運悪くも帝国お抱えの商人であった。仲間の大半はその場で殺されるか捕縛され、彼もヘルゲンでの公開処刑の一人に加えられた。

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欲求のまま好き勝手振る舞い死んだら終わり、という乱雑で刹那的な気性。自らの生に対する執着は極めて薄く処刑の際も淡々とした心地だったが、処刑を中断されたことで「死にそびれた」という思いを抱くようになる。
山賊時代から「全ては虚無に帰す」という闇の一党の思想に共感しており、山賊団を失ってからは闇の一党に接する術は無いかと各地を回る。闇の一党に加わり、そこからは各任務を「信徒ごっこ」として教義に忠実な使途として遂行し、聞こえし者の地位を得る。

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しかし生来厳格さや忠義といったものと無縁である彼は一党への責任感が薄く、信徒としての生活は長くは続かなかった。漠然とした虚無への帰依は抱いたまま、聞こえし者としての仕事以外を全て聖域の者に任せ各地をいい加減に荒らす日々に戻る。

盗品を処理するために加わっていた盗賊ギルドでメルセルからの依頼を受け、彼と同行するようになる。しかし「面白いから」を理由に依頼の遂行を先延ばしにし、何をするでもなくメルセルと各地を荒らしている。

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メルセルへの扱いは常に極めて悪く侮辱的で、メルセルもそれに対する不満を隠さないが、共に悪事を働く（主に金銭を巻き上げる）ときばかりはやたらと華麗な連携を見せる。
メルセルについては「メルちゃんウケる」程度に浅く考えているが、カーリアやノクターナルについて考えるとやたらとイラつきを覚えるという、無自覚の占有感を抱いている。